お盆の時期に相続を思うということ
お盆の時期、実家へ帰省している方も多いと思います。
私も、お盆に合わせて実家へ寄ってみました(といっても、神奈川と東京ですが)
両親ともまだ健在なのですが、80歳近くなりさすがにちょっと年をとったかなという感じです。
実家で話が出たことの一つが、相続についてです。
やはり80歳近くなると、どうしてもこういったことを考えるようです。
盆と正月位しか実家へ立ち寄らないので、ちょうどいい機会と思ったのかもしれませんが、家族が集まるこの時期こういった話が出る家も多いと思います。
相続は、「自分の死」が前提となるので、あまり話したくないという家も多いかもしれません。
ただ、そういって放っておくと想定外のことが起きることがありえます。
「実は他にも兄弟が・・・」ということもあるでしょうが、やはり多いのは「うちってどれくらい財産があるの?どうやって分るの?」と、「うちは相続税がかかるの?その場合どれくらい?」という疑問でしょう。
平成27年1月から、相続税の基礎控除が大幅に削減されました。
それに伴い、今まで相続税の対象にならなかった方も、対象になる場合が非常に増えています。
例えば、東京では100㎡程度の自宅を持っていれば、対象になる場合も。
相続税は、申告期限が亡くなった日から10か月以内と定められています。
結構多いのが、まさか自分が対象とは思わなかったということで、なにもせず放っておくというパターン。
本当に対象外ならばそれでいいのでしょうが、もし対象に入っていたならば無申告ということになってしまいます。
税金も怖いですが、それ以上に怖いのは「争族」になってしまうこと。
今まで仲良くやっていたのに、ひとたび相続が発生すると他人以上に険悪な関係になってしまった家をいくつも知っています。
お盆はご先祖様を思う日でもあります。
話しづらいこともあると思いますが、自分が先祖からどう相続をしたかを考え、自分の子孫にどう相続させて行くか考えるよい機会かなと思います。
渡部会計事務所
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